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  ニュース     2021/08/26 23:59

シンガポール:7月の工業生産16%増、9カ月連続プラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール経済開発庁(EDB)が26日発表した2021年7月の鉱工業生産指数(19年=100)は120.1となり、前年同月比で16.3%上昇した。指数の上昇は9カ月連続。前年同月は新型コロナウイルス対策で企業活動が低調だったため、反動があった。季節調整済みの前月比では2.6%低下し、2カ月連続のマイナスとなった。
 主力の電子(前年同月比1.5%上昇)は9カ月連続でプラス。ただ前月までの2桁上昇から減速しており、半導体(0.4%下落)はマイナスに転じた。精密エンジニアリング(20.3%上昇)は前月に続く2割の上昇。世界的に半導体産業の投資が活発化する中、半導体装置の生産増が指数上昇に貢献した。バイオ医療(86.6%上昇)は医薬品(134.9%上昇)が急伸し、医療機器の輸出需要増も指数を押し上げる要因となった。
 一方、多くの分野が2桁上昇となる中で、一般製造(11.0%上昇)に含まれる食品・飲料・たばこ(8.4%低下)は6カ月連続のマイナスだった。輸出の低迷で乳製品の生産が減少している。


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