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  ニュース     2021/02/24 20:59

シンガポール:1月のインフレ率0.2%、11カ月ぶり高水準 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が23日発表した2021年1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で0.2%だった。自動車価格や家賃の上昇が加速し、11カ月ぶりの高水準となった。自動車を含む民間道路輸送(1.9%)と家賃など住居(0.5%)を除くコア指数は、マイナス0.2%となり、前月(マイナス0.3%)から下げ幅が縮小した。

 項目別の上昇率は、食品(1.5%)や通信(1.2%)もプラスだった。一方、衣類・履物(マイナス4.6%)や娯楽・文化(マイナス1.2%)は落ち込みが続いている。

 シンガポール金融管理局(MAS)などは21年第1四半期について、原油価格が上昇する一方、労働市況の悪化が賃金上昇を抑える要因になると指摘。年間の上昇率予測はCPI全体がマイナス0.5〜プラス0.5%、コア指数が0.0〜プラス1.0%とし、前月から据え置いた。

 CPI上昇率は、20年3月(マイナス0.04%)以降に原油価格の下落などでマイナスが続き、12月は0.02%のプラスに転換。20年の年間上昇率は、CPI全体、コア指数ともマイナス0.2%だった。


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