【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が3日発表した2022年4月の小売業売上高指数（名目、17年＝100）は90.2となり、前年同月比で12.1％上昇した。前年同月を上回るのは2カ月連続。新型コロナウイルス対策の活動制限が緩和される中、衣類・履物（46.6％上昇）や食品・アルコール飲料（35.6％上昇）などが大きく伸びた。

　14業種のうち11業種がプラス。新型コロナ禍で一時大幅に落ち込んでいた百貨店（31.6％上昇）や時計・宝飾品（28.4％）なども前年同月を大幅に上回った。一方、自動車（16.4％低下）は10カ月連続で前年割れが続いている。

　4月の小売売上高（推計）は前年同月比12.1％増の37億3800万シンガポールドル（約3540億円）。うちネット通販が占める割合は12.5％となり、前月から2.4ポイント低下した。食品飲料サービス売上高（推計）は11.5％増の8億1500万シンガポールドルだった。


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