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  ニュース     2021/01/28 20:55

シンガポール:外国人の民間集合住宅購入、昨年は17年来の低水準 無料記事

 昨年、外国人による民間集合住宅(コンドミニアム、アパート)購入戸数は742戸(中古物件を含む)で、2003年の671戸に次ぐ少なさだった。政府統計を基に不動産仲介のERAリアルティー・ネットワークとオレンジ・ティー・アンド・ティエがまとめた。

 昨年は2カ月間にわたる経済・社会活動の制限で、ショールームは閉鎖を命じられ、内覧もできなかった。制限緩和後も入国規制は続き、外国人のシンガポール入国は大幅に制限された。

 オレンジ・ティー・アンド・ティエのスン氏によれば、高額物件を購入する人は現物を自分の目で見て確かめてから、あるいはショールームを見てから決めることが多い。昨年は海外の購入予定者がシンガポールを訪問できず、外国人の購入数が減少した。

 集合住宅購入者では国民の割合が高まり、昨年は80.2%に達した。シンガポール人投資家の海外投資も減少しており、スン氏は、シンガポール通貨、経済はほかの市場より安定していると多くの国民が考えているという。

 外国人のうち中国人による購入は215戸(前年は339戸)だった。ERAによると、シンガポールは中国人にとり最も有効的な国の一つとみなされている。

(提供:AsiaX http://www.asiax.biz


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