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  ニュース     2021/01/26 21:58

シンガポール:12月の工業生産14%増、2カ月連続プラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール経済開発庁(EDB)が26日発表した2020年12月の鉱工業生産指数(19年=100)は111.8となり、前年同月比で14.3%上昇した。前月(18.7%上昇)から伸びが減速したものの、2カ月連続で上昇。バイオ医療(13.2%低下)が5カ月ぶりのマイナスに転じた一方、電子(41.8%上昇)が前月を上回る伸びだった。
 電子は半導体(51.0%上昇)がけん引。次世代通信「5G」向けの生産が拡大したほか、前年同月に低迷していた反動もあった。電子以外では、半導体装置の生産増が続いている精密エンジニアリング(11.0%上昇)も2桁の上昇。化学(12.3%上昇)では石油化学の伸びが大きかった。
 一方、バイオ医療ではバイオ医薬品の生産が減少した。また、新型コロナウイルス流行に伴う移動需要の縮小などを受け、輸送エンジニアリング(31.5%低下)は4月以降に3〜4割の落ち込みが続いている。
 20年の指数全体の前年比上昇率は3.7%と、2年ぶりのプラス。電子やバイオ医療が2桁上昇となる一方、輸送エンジニアリングは大きく落ち込んだ。


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