【亜州ビジネス編集部】TOYO TIRE（トーヨータイヤ）は15日、ペラ州の子会社シルバーストーンがタイヤ生産を6月に終了し、その後解散すると発表した。解散の理由については、世界戦略上の位置付けや、市場環境、生産能力などを考慮した結果と説明。別の現地子会社のトーヨータイヤ・マレーシア（TMM）は生産を継続し、シルバーストーンで生産している製品の一部を引き継ぐ。

　シルバーストーンは同州タイピンで工場を操業。国内自動車メーカー向けの新車用タイヤや、市販用の「シルバーストーン」ブランドタイヤ、「トーヨータイヤ」ブランドタイヤを生産している。トーヨータイヤは2010年に買収した。

　シルバーストーンの20年12月期の連結業績は、売上高が2億1025万リンギ（約55億円）、営業損益が907万リンギの赤字。生産停止と解散に伴い、トーヨータイヤは20年12月期の連結決算で62億7000万円の特別損失を計上した。


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