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  ニュース     2021/02/17 21:59

シンガポール:1月の輸出13%増、2カ月連続プラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール企業庁が17日発表した2021年1月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比12.8%増の150億7770万シンガポールドル(約1兆2000億円)だった。増加は2カ月連続で、前月(6.8%増)から伸び率が拡大。前年同月は旧正月で営業日が少なかったことが影響したとみられ、7カ月ぶりの高い伸びとなった。
 全体の2割を占める電子製品(13.5%増)は2カ月連続のプラス。電子の約5割を占める集積回路(IC、13.9%)など複数の品目で2桁増だった。非電子製品(12.5%増)は、7カ月ぶりの2桁増を記録。医薬品(0.8%減)の下げ幅が縮小したほか、特殊機械(53.2%増)や、非貨幣用金(70.9%増)が好調を維持している。
 主要国・地域への輸出では、中国向け(7.9%増)が3カ月ぶりのプラスに転じ、全体の14.9%を占めて最大となった。一方、これに続く米国向け(8.3%減)は、15カ月ぶりのマイナス。日本向け(16.9%減)は前月から減少幅を広げた。
 同庁は15日、21年通期の輸出額(NODX)が前年比0.0〜2.0%増となる見通しを発表。20年は4.3%増の1724億2411万シンガポールドルだった。


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