発電大手YTLパワーセラヤは1月30日、マレーシアからの電力輸入について同国の国営電力テナガ・ナショナル（TNB）と買電契約を交わした。昨秋に拡張工事が終わった国際連系線を使って100メガワット（MW）分の電力をテナガから購入する。YTLパワーセラヤの親会社でマレーシア電力大手のYTLパワー・インターナショナルが発表した。
　YTLパワーセラヤは2年間にわたって試験的に電力を輸入する。シンガポールのエネルギー市場監督庁（EMA）から21年10月に輸入許可を得ていた。
　両国間の送電網を接続する国際連系線は、昨年10月に拡張工事が完了。相互に融通できる電力の容量は以前の2倍の1000メガワット（MW）に拡大した。シンガポールは再生可能エネルギー由来の低炭素電力の輸入を加速する。


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