ニュース 2022/10/30 21:59
シンガポール:経済成長3〜4%予想、輸出停滞で下方修正=MAS
経済・統計 GDP シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール金融管理局(MAS)は27日、半年ごとの経済レビュー報告書の2022年10月版を公開し、22年の国内総生産(GDP)成長率を3.0〜4.0%と予想した。半年前に予想した3.0〜5.0%の下半分に範囲を狭めた格好。世界経済の成長鈍化を受け、輸出が想定より停滞するとして下方修正した。23年は成長がさらに減速するとみている。
MASは、外的要因で製造と金融が足元で停滞していると指摘した。製造業の第3四半期の生産高は前年同期から3.2%落ち込み、電子製品に至っては13.3%減少している。金融業では、投資・信用部門が不調で仲介手数料収入の減少を招いている。
一方、新型コロナウイルス関連規制の緩和により、個人消費や観光収入は増加する見通し。ただし製造業や金融業の落ち込みを補いきれず、MASは23年の経済成長が22年から鈍化するとみている。
22年の消費者物価指数(CPI)の上昇率は6.0%、民間道路輸送と住居を除くコア指数は4.0%に達すると予想。23年は1月からの消費税(GST)増税の影響もあって、CPI上昇率が5.5〜6.5%、コア指数が3.5〜4.5%と高止まりするとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
MASは、外的要因で製造と金融が足元で停滞していると指摘した。製造業の第3四半期の生産高は前年同期から3.2%落ち込み、電子製品に至っては13.3%減少している。金融業では、投資・信用部門が不調で仲介手数料収入の減少を招いている。
一方、新型コロナウイルス関連規制の緩和により、個人消費や観光収入は増加する見通し。ただし製造業や金融業の落ち込みを補いきれず、MASは23年の経済成長が22年から鈍化するとみている。
22年の消費者物価指数(CPI)の上昇率は6.0%、民間道路輸送と住居を除くコア指数は4.0%に達すると予想。23年は1月からの消費税(GST)増税の影響もあって、CPI上昇率が5.5〜6.5%、コア指数が3.5〜4.5%と高止まりするとみている。
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