ニュース 2022/10/30 21:59
シンガポール:経済成長3〜4%予想、輸出停滞で下方修正=MAS 
経済・統計 GDP シンガポール
MASは、外的要因で製造と金融が足元で停滞していると指摘した。製造業の第3四半期の生産高は前年同期から3.2%落ち込み、電子製品に至っては13.3%減少している。金融業では、投資・信用部門が不調で仲介手数料収入の減少を招いている。
一方、新型コロナウイルス関連規制の緩和により、個人消費や観光収入は増加する見通し。ただし製造業や金融業の落ち込みを補いきれず、MASは23年の経済成長が22年から鈍化するとみている。
22年の消費者物価指数(CPI)の上昇率は6.0%、民間道路輸送と住居を除くコア指数は4.0%に達すると予想。23年は1月からの消費税(GST)増税の影響もあって、CPI上昇率が5.5〜6.5%、コア指数が3.5〜4.5%と高止まりするとみている。
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