【亜州ビジネス編集部】人材開発省（MOM）の発表によると、2022年11月の失業率（季節調節済み）は1.9％となり、前月を0.1ポイント下回った。低下は2カ月連続。新型コロナウイルス禍から経済が回復に向かい、労働力不足が伝えられる中、3カ月ぶりの低水準となった。

　失業率はシンガポール人と永住権（PR）保持者に限ると2.8％となり、前月から横ばい。シンガポール人限定では0.1ポイント下げて2.9％だった。失業者数はシンガポール人とPR保持者が6万5700人、シンガポール人限定では5万8800人だった。

　全体の失業率は新型コロナの影響が出始めた20年3月に2.5％、6月に2.8％と上昇し、9月の3.5％は04年6月以来の高水準となった。その後は低下傾向にあり、21年の年間平均は2.7％と、前年の3.0％から改善。22年1月以降は1.9〜2.3％で推移している。


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