【亜州ビジネス編集部】受配電設備・屋内外配線器具の河村電器産業（本社：愛知県瀬戸市）は24日、配電盤メーカーのシンテック・スイッチギア・アンド・エンジニアリング（本社：シンガポール）と、同社の株式70％を取得することで合意したと発表した。2023年末までに連結子会社とする方針。シンテックはシンガポールとマレーシアに生産拠点を構えており、河村電器は買収を通じて東南アジアにおける生産事業を強化する。
　河村電器は同時に、ベトナム南部ビンズオン省の配電盤・板金製造メーカー、アンティ社との資本業務提携も発表した。ベトナムでの生産基盤の拡大と、顧客への付加価値の高いサービス提供が目的だ。
　河村電器は2011年にタイに販売子会社を設立したのを皮切りに、14年に同国の日系配電盤メーカーを子会社化、18年にはベトナムにも配電盤の製造・販売子会社を設立するなど東南アジア事業の拡大を進めてきた。


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