【亜州ビジネス編集部】シンガポール政府系の不動産開発会社キャピタランドは4日、サービスアパートメントを運営するオークウッド・ワールドワイドを買収すると発表した。81カ施設、約1万5000室を傘下に収めて、継続的な収入を確保する。
　完全子会社で宿泊事業を手掛けるアスコットを通じて、同政府系不動産大手のメープルツリー・インベストメンツから9月末までに株式を取得する。これにより、韓国の清州や中国の張家口、青島、バングラデシュのダッカ、米国のワシントンなどの施設が加わり、アスコットの展開先は39カ国の200都市以上、施設数は約900カ所、計15万室に達する。
　アスコットは来年に16万室への拡大を目指しており、前倒しで達成できる見通し。同社はこれまでにも2017年に豪州でサービスアパートメント会社、18年にインドネシアでホテル会社を買収するなど、事業を拡大している。


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