ニュース 2023/02/13 21:50
シンガポール:22年の経済成長率3.6%で確定=貿産省
経済・統計 GDP シンガポール
【亜州ビジネス編集部】貿易産業省は13日、2022年の実質国内総生産(GDP、確定値)成長率を前年比3.6%と発表した。速報値の3.8%からやや下方修正。プラスは2年連続だが、21年の8.9%からは減速した。新型コロナウイルス禍の反動が薄れたほか、世界的な物価高などの影響で第4四半期には成長率が2%台まで減速した。23年の成長率予想は0.5〜2.5%に据え置いている。
22年の成長率を産業別にみると、製造・建設業は2.9%で、前年の13.5%から大きく減速した。サービス業は4.8%で、前年の7.6%を下回った。
より詳細にみると、製造業は2.5%で前年の13.3%から大きく減速した。建設業は6.7%で、前年の20.5%から鈍化。サービス業では、食品・飲料サービスが18.2%と、前年の1.8%から大きく伸びた。不動産も14.1%と高かったが、前年の18.4%からは減速した。全ての産業がプラス成長で、最も伸びが低かったのはホテルの0.5%だった。
■4Qは2.1%に減速
22年第4四半期の成長率は前年同期比2.1%で、4%台だった第1〜3四半期から減速した。
産業別にみると、製造・建設業はマイナス1.1%。建設業は10.0%と過去1年で最も高い伸びを示したが、製造業はマイナス2.6%に縮小した。電子や化学、バイオで落ち込んだ。
サービス業の成長率は4.0%。食品・飲料サービスが19.6%、不動産が15.2%、管理・支援サービスが10.5%と高い成長を維持。一方、金融・保険サービスはマイナス0.3%と落ち込んだ。
第4四半期の成長率は季節調整済み前四半期比で0.1%。2四半期連続のプラスだった。産業別では製造業が1.0%、建設業が1.4%のプラス。サービス業はマイナス0.2%だった。
貿産省は、23年のGDP成長率を22年11月発表の0.5〜2.5%に据え置いた。中国の新型コロナ関連規制緩和が国内の観光や航空などに好影響を与えると予想。ただ世界的な景気低迷で半導体などの輸出は鈍化するとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
22年の成長率を産業別にみると、製造・建設業は2.9%で、前年の13.5%から大きく減速した。サービス業は4.8%で、前年の7.6%を下回った。
より詳細にみると、製造業は2.5%で前年の13.3%から大きく減速した。建設業は6.7%で、前年の20.5%から鈍化。サービス業では、食品・飲料サービスが18.2%と、前年の1.8%から大きく伸びた。不動産も14.1%と高かったが、前年の18.4%からは減速した。全ての産業がプラス成長で、最も伸びが低かったのはホテルの0.5%だった。
■4Qは2.1%に減速
22年第4四半期の成長率は前年同期比2.1%で、4%台だった第1〜3四半期から減速した。
産業別にみると、製造・建設業はマイナス1.1%。建設業は10.0%と過去1年で最も高い伸びを示したが、製造業はマイナス2.6%に縮小した。電子や化学、バイオで落ち込んだ。
サービス業の成長率は4.0%。食品・飲料サービスが19.6%、不動産が15.2%、管理・支援サービスが10.5%と高い成長を維持。一方、金融・保険サービスはマイナス0.3%と落ち込んだ。
第4四半期の成長率は季節調整済み前四半期比で0.1%。2四半期連続のプラスだった。産業別では製造業が1.0%、建設業が1.4%のプラス。サービス業はマイナス0.2%だった。
貿産省は、23年のGDP成長率を22年11月発表の0.5〜2.5%に据え置いた。中国の新型コロナ関連規制緩和が国内の観光や航空などに好影響を与えると予想。ただ世界的な景気低迷で半導体などの輸出は鈍化するとみている。
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