ニュース 2022/09/26 20:59
シンガポール:8月の物価上昇率7.5%、食品など伸び加速
経済・統計 インフレ率 シンガポール
【亜州ビジネス 編集部】シンガポール統計局が23日発表した2022年8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で7.5%だった。前月(7.0%)から加速し、08年6月以来、14年2カ月ぶりの高水準を記録。食品(6.4%)や民間道路輸送(24.1%)など幅広い分野で前月を上回る伸びだった。民間道路輸送と住居(4.7%)を除くコア指数の上昇率は5.1%に拡大し、08年11月以来の大きさとなった。
食品は6カ月連続で伸びが加速し、鶏肉や卵などの食材、外食などの食品サービスとも高い伸びとなっている。民間道路輸送では、車両購入権(COE)の発行枠が絞られる中で自動車(32.2%)が大きく伸び、少なくとも15年1月以降で最高を記録した。ガソリン(13.5%)とバイク(10.1%)は前月を下回ったものの、引き続き2桁の上昇。これらを含む輸送(20.2%)は1980年6月以来、42年2カ月ぶりの高さとなった。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は今後の動向について、一部コモディティーの供給不足や各国の経済回復、国内の労賃上昇などが今後も物品・サービスの価格を押し上げる要因になると指摘した。一方、22年の予測はCPI上昇率を5.0〜6.0%、コア指数を3.0〜4.0%に据え置いた。1〜8月の平均はそれぞれ5.7%、3.6%だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
食品は6カ月連続で伸びが加速し、鶏肉や卵などの食材、外食などの食品サービスとも高い伸びとなっている。民間道路輸送では、車両購入権(COE)の発行枠が絞られる中で自動車(32.2%)が大きく伸び、少なくとも15年1月以降で最高を記録した。ガソリン(13.5%)とバイク(10.1%)は前月を下回ったものの、引き続き2桁の上昇。これらを含む輸送(20.2%)は1980年6月以来、42年2カ月ぶりの高さとなった。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は今後の動向について、一部コモディティーの供給不足や各国の経済回復、国内の労賃上昇などが今後も物品・サービスの価格を押し上げる要因になると指摘した。一方、22年の予測はCPI上昇率を5.0〜6.0%、コア指数を3.0〜4.0%に据え置いた。1〜8月の平均はそれぞれ5.7%、3.6%だった。
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