自動テスト制御器メーカーのナショナル・インスツルメンツ（NI）は、4000万米ドルを投じてペナン州の工場を拡張すると発表した。マレーメールなどが伝えた。

　既存工場の隣接地に拡張部分を建設する。着工から1年で完成させ、2022年に開所する予定。インダストリー4.0（第4次産業革命）や第5世代（5G）通信技術、自動運転に関わる自動制御器などを製造する。工場拡張に伴い、研究開発（R&D）などに携わる250人を新たに雇用するとしている。

　ペナン工場は09年に開所。これまでに8400万米ドルを投じており、約1000人を雇用している。世界にあるNIの生産拠点の中で3番目の規模を誇り、R&Dセンターも設けている。

　NIの代表者はペナン州で工場を拡張する理由として、スキルの高い人材が多く、事業環境も整っているためと話している。


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