ニュース 2021/10/26 20:59
シンガポール:9月の工業生産3%減、11カ月ぶりマイナス
経済・統計 工業生産 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール経済開発庁(EDB)が26日発表した2021年9月の鉱工業生産指数(19年=100)は123.4となり、前年同月比で3.4%低下した。前年割れは20年10月以来、11カ月ぶり。前年同月に急伸していたバイオ医療(35.9%低下)が大幅なマイナスとなったためで、同項目を除くと9.4%の上昇だった。季節調整済みの前月比は、全体で2.8%低下、バイオ医療を除くと5.1%上昇だった。
バイオ医療は医薬品の反動減で2カ月連続の前年割れ。ただ、医療機器の輸出需要増を背景に医療技術は前年同月比でプラスを維持した。主力の電子(4.9%上昇)は11カ月連続でプラスだったものの、前月(15.4%上昇)から伸びが減速。コンピューター周辺機器・データ記憶装置が落ち込んだ。
一方、精密エンジニアリング(30.2%上昇)は6カ月連続の2桁増で、前月(22.1%上昇)を上回る伸びを記録した。半導体装置や光学製品など多くの品目で生産が拡大している。輸送エンジニアリング(12.9%上昇)と化学(12.4%上昇)も2桁の上昇だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
バイオ医療は医薬品の反動減で2カ月連続の前年割れ。ただ、医療機器の輸出需要増を背景に医療技術は前年同月比でプラスを維持した。主力の電子(4.9%上昇)は11カ月連続でプラスだったものの、前月(15.4%上昇)から伸びが減速。コンピューター周辺機器・データ記憶装置が落ち込んだ。
一方、精密エンジニアリング(30.2%上昇)は6カ月連続の2桁増で、前月(22.1%上昇)を上回る伸びを記録した。半導体装置や光学製品など多くの品目で生産が拡大している。輸送エンジニアリング(12.9%上昇)と化学(12.4%上昇)も2桁の上昇だった。
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