【亜州ビジネス編集部】半導体商社のエクセルポイント・テクノロジー（世健科技）は13日、台湾の業界2位、文曄科技（WTマイクロエレクトロニクス）から買収提案を受けたと発表した。WTは最大2億3220万シンガポールドル（約215億円）で全株式の取得を目指す。エクセルポイントが産業制御や航空宇宙の分野に強みを持ち、顧客の重複も少ないことから、補完効果を見込む。
　WTはシンガポールの完全子会社、WTセミコンダクターを通じて、1株1.93シンガポールドルで株式を取得する。エクセルポイントの株主や監督機関などの承認を得た後、9月までに手続きを終える見通し。
　エクセルポイントは1987年設立。2004年にシンガポール証券取引所（SGX）に上場した。東南アジアと中国で事業を展開しており、米国のアナログ・デバイセズ（ADI）やマイクロチップ・テクノロジー、コルボ、クアルコム、韓国のサムスン電子など海外半導体大手を長期顧客としている。


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