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  ニュース     2022/10/17 21:59

シンガポール:9月の輸出3%増、電子の落ち込み続く 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール企業庁が17日発表した2022年9月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比3.1%増の162億3911万シンガポールドル(約1兆6900億円)だった。前年同月を上回るのは22カ月連続。医薬品の伸びがけん引した。ただ、主力の電子製品(10.6%減)は中国や香港向けの落ち込みが続き、2カ月連続の前年割れとなった。

 同庁は電子製品輸出の減少について、前年同月の基数が高かったためと説明した。品目別では前月と同じく、電子の5割を占める集積回路(IC)や、プリント回路基板アセンブリー(PCBA)、消費者電子製品が2桁のマイナスだった。

 非電子製品(7.6%増)は前月から伸びが減速。前年同月に落ち込んでいた医薬品(22.4%増)が大きく拡大したほか、計測機器や非貨幣用金も輸出増に寄与した。

 主要国・地域への輸出額は、国別2位の中国向け(33.8%減)が3カ月連続のマイナスとなり、非貨幣用金や医薬品、ICの落ち込みが大きかった。最大の米国向け(8.6%増)はプラスを確保。日本向け(3.6%増)は非電子製品の輸出が拡大する一方、電子製品が前年割れだった。


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