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  ニュース     2021/02/01 21:44

シンガポール:製造業景況感、1年ぶりプラスに 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール経済開発庁(EDB)が1月29日発表した2021年1〜6月期の製造業景況感指数は、プラス32%だった。プラスとなるのは4期ぶり。世界経済の回復や、新型コロナウイルスワクチンの普及に期待が高まった。
 指数は業況が「改善する」と回答した企業の割合から「悪化する」と回答した割合を引いたもの。調査は20年12月〜21年1月に製造業410社を対象として実施。回答率は90%だった。
 6業種すべてがプラスとなった。特に医薬品を含むバイオ医療(プラス46%)や、半導体装置の生産増が続いている精密エンジニアリング(プラス45%)の伸びが大きい。また、電子(プラス37%)では半導体の指数が高かった。一方、一般製造(プラス3%)はプラスを確保したものの、これに含まれる食品(マイナス10%)や印刷(マイナス18%)はマイナスだった。
■サービス業はプラス7%
 シンガポール統計局が同日発表した21年1〜6月期のサービス業景況感指数はプラス7%となり、製造業と同じく1年ぶりにプラス転換した。業種別では10業種のうち7業種でプラス。金融・保険(プラス18%)や小売り(プラス17%)が2桁のプラスだった。一方、外国人観光客の入国が制限される中、宿泊(マイナス42%)は引き続き大幅なマイナスだった。
 指数は製造業と同様に業況が「改善する」と回答した割合から「悪化する」と回答した割合を引いたもの。調査は20年12月〜21年1月にサービス業1500社を対象として行われた。


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