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  ニュース     2022/10/31 20:58

シンガポール:6カ月物国債利回りが4.19%、88年以来の高水準 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポールの6カ月物国債(T-bill)の利回りが10月27日に数十年の最高値を更新し、最新のオークションで年率4.19%のカットオフ利回りが報告された。1988年9月のピーク時(年率4.73%)以来の高利回りとなる。
 T-bill とは、シンガポール政府が発行する満期が1年以内の短期債券である。
 世界の中央銀行がインフレ抑制のために利上げ競争を行う中、同じくシンガポール国債の一種であるシンガポール貯蓄債券と同様に、その利回りは今年に入ってから上昇傾向にある。最新のカットオフ利回りは、先週発行された6カ月物国債の報告値3.77%から上昇し、年初の0.55%からも上昇した。
 利回りが上昇する中、国庫短期証券への需要も過熱している。今回のオークションでは、総割り当て額46億シンガポールドル(約4808億円)に対し、109億シンガポールドルの申し込みがあったという。前回の発行でも、45億シンガポールドルの割り当てに対し、102億シンガポールドル相当の入札があり、応募超過となった。
 シンガポール金融管理局(MAS)のウェブサイトで発表された結果によると、今回のオークションでは非競争入札の18億シンガポールドルがすべて割り当てられ、競争入札のうちカットオフ収率で割り当てられたのは14%にとどまったという。
(提供:AsiaX http://www.asiax.biz


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