ニュース 2023/03/26 21:55
シンガポール:2月の工業生産9%減、5カ月連続でマイナス
経済・統計 工業生産 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール経済開発庁(EDB)が24日発表した2023年2月の鉱工業生産指数(19年=100)は106.8となり、前年同月比で8.9%低下した。前年同月を下回るのは5カ月連続。主力の電子(10.0%低下)などが落ち込んだ。季節調整済みの前月比では11.7%低下した。
6分野のうち電子とバイオ医療(前年同月比33.6%低下)、化学(14.9%低下)がマイナスだった。電子は需要減退の影響で、半導体(11.1%低下)が4カ月連続の前年割れとなったほか、情報通信機器・消費者電子機器(19.4%低下)が大きく下落。コンピューター周辺機器・データ記憶装置(0.2%上昇)はプラスを確保したものの、電子全体では2カ月連続の指数低下となった。
バイオ医療は医薬品(59.0%低下)の落ち込みが激しく、2カ月ぶりのマイナス。化学では石油化学(32.9%低下)が需要減とプラントの保守整備の影響で大幅減が続き、他に鉱物油や食品添加物の生産量も減った。
一方、輸送エンジニアリング(22.9%上昇)は石油・ガス開発向け設備などが好調だった。ほか、精密エンジニアリング(4.9%上昇)は3カ月ぶりのプラスに転換。半導体前工程向けの設備やプロセス制御機器の生産が拡大した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
6分野のうち電子とバイオ医療(前年同月比33.6%低下)、化学(14.9%低下)がマイナスだった。電子は需要減退の影響で、半導体(11.1%低下)が4カ月連続の前年割れとなったほか、情報通信機器・消費者電子機器(19.4%低下)が大きく下落。コンピューター周辺機器・データ記憶装置(0.2%上昇)はプラスを確保したものの、電子全体では2カ月連続の指数低下となった。
バイオ医療は医薬品(59.0%低下)の落ち込みが激しく、2カ月ぶりのマイナス。化学では石油化学(32.9%低下)が需要減とプラントの保守整備の影響で大幅減が続き、他に鉱物油や食品添加物の生産量も減った。
一方、輸送エンジニアリング(22.9%上昇)は石油・ガス開発向け設備などが好調だった。ほか、精密エンジニアリング(4.9%上昇)は3カ月ぶりのプラスに転換。半導体前工程向けの設備やプロセス制御機器の生産が拡大した。
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