ニュース 2022/04/25 21:54
シンガポール:3月の物価上昇率5.4%、10年ぶり高さ
経済・統計 インフレ率 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が25日発表した2022年3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で5.4%だった。前月の4.3%から加速し、12年4月以来、約10年ぶりの高水準を記録。自動車とバイク、燃料が急伸し、これらを含む民間道路輸送(18.7%)が少なくとも01年以降で最も高い上昇率となった。他の多くの項目も伸びが加速し、民間道路輸送と住居(3.5%)を除くコア指数の上昇率は2.9%に拡大。12年3月以来の大きさとなった。
自動車(27.9%)は少なくとも15年以降で最も高い伸びとなり、バイクや燃料も過去最高に近い水準だった。食品(3.3%)は、卵(20.1%)や油脂(6.2%)が高く、燃油高の影響で電気・ガス(17.8%)も高水準が続いている。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は、22年のCPI上昇率を4.5〜5.5%と予測。ロシアのウクライナ侵攻の影響などを考慮し、3月時点で予測した2.5〜3.5%から引き上げた。コア指数は2.5〜3.5%に上方修正(以前の予測は2.0〜3.0%)。原油高や国内の労賃上昇などを背景に当面は高水準で推移するとの見方を示した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
自動車(27.9%)は少なくとも15年以降で最も高い伸びとなり、バイクや燃料も過去最高に近い水準だった。食品(3.3%)は、卵(20.1%)や油脂(6.2%)が高く、燃油高の影響で電気・ガス(17.8%)も高水準が続いている。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は、22年のCPI上昇率を4.5〜5.5%と予測。ロシアのウクライナ侵攻の影響などを考慮し、3月時点で予測した2.5〜3.5%から引き上げた。コア指数は2.5〜3.5%に上方修正(以前の予測は2.0〜3.0%)。原油高や国内の労賃上昇などを背景に当面は高水準で推移するとの見方を示した。
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