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  ニュース     2021/07/05 20:58

シンガポール:5月の小売売上高、前月比で7%減 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2021年5月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は84.8となり、前年同月比で79.7%上昇した。指数の上昇は4カ月連続。前年同月は新型コロナウイルス対策で一部を除く店舗・施設が閉鎖され、大幅に下落していたため、反動で高い伸びとなった。ただ、季節調整済みの前月比では6.8%低下している。
 14業種のうち12業種が前年同月比でプラスだった。うち時計・宝石(2089.8%上昇)は4桁の上昇、百貨店(513.0%上昇)など8業種は3桁の上昇。いずれも前年同月は大きく落ち込んでいた。一方、マイナスの2業種は、前年同月に営業を認められていたスーパーマーケット・ハイパーマーケット(12.1%下落)とミニマート・コンビニエンスストア(9.2%下落)で、共に3カ月連続の前年割れとなった。
 5月の小売売上高(推計)は79.7%増の33億100万シンガポールドル(約2720億円)。うちネット通販が占める割合は13.7%と、前月から上昇した。食品飲料サービス売上高(推計)は46.6%増の6億1700万シンガポールドルだった。


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