【亜州ビジネス編集部】2023年第1四半期にシンガポールに入国した観光客は290万人を超え、Covid-19以前の約62％を記録したと、シンガポール観光局（STB）が5日に発表した。

　19年第1四半期の観光客は470万人であった。

　また、入国した人々の滞在日数は平均3.97日と、19年の3.34日よりも長くなっている。

　シンガポール観光局（STB）と情報通信メディア開発庁（IMDA）が提携し、シンガポールのさらなる魅力をアピールするため、1000万シンガポールドル（約9億9740万円）の「Singapore Onscreen Fund」が創設される。

　地域やグローバルなネットワークを持つ一流のメディアコングロマリット、主要なストリーマー、制作スタジオがファンドへの応募を受ける。

　18年のハリウッド映画『クレイジー・リッチ！』、韓国ドラマ『リトル・ウーマン』、HBOの『Food Affair with Mark Wiens』は、世界の視聴者の間でシンガポールをトップオブマインドにしているブランデッドエンターテインメントの例である。

　23年1月、STBは、23年のシンガポールへの国際観光客到着数が1200万人から1400万人に達する見込みであると発表した。

　観光による収入も180億シンガポールドルから210億シンガポールドルに上昇すると予想される。

　19年、シンガポールは過去最高の1910万人の訪問者と277億シンガポールドルの売上を記録した。

（提供：AsiaX　http://www.asiax.biz）


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