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  ニュース     2021/08/04 20:58

マレーシア:半導体インフィニオン、マラッカ工場を月内フル稼働へ 無料記事

【亜州ビジネス編集部】半導体メーカーの独インフィニオンは3日、ロックダウン(都市封鎖)措置に伴って一時閉鎖したマラッカ州の工場が今月中にフル稼働に戻る見通しを明らかにした。同工場の閉鎖により、2021年9月期に数千万ユーロ(1000万ユーロ=約13億円)の損失を計上する。ザ・エッジ・マーケッツが3日付で伝えた。
 新型コロナウイルスの再流行を受け、マレーシアでは6月1日から全国的なロックダウンに入った。これによりインフィニオンのマラッカ工場も操業を停止。また米テキサス州にある工場が寒波の影響で工場閉鎖を余儀なくされたため、スマートフォンや自動車向けの半導体需要を十分取り込めず、競合であるスイスのSTマイクロエレクトロニクスなどに遅れをとった。
 こうした中で同社の在庫水準は過去最低レベルにあり、現在は生産分を直接出荷している状況。オーストリアのフィラハで新工場を稼働して生産能力を増やすが、それでもマレーシアや米国の工場閉鎖の影響は大きいとしている。
 同社の半導体は4割が自動車向け。世界的に供給が不足しており、レインハード・プロス社長は、「需給均衡に戻るのは少なくとも来年になる」と説明した。
 ドイツのIfo経済研究所は、同国の自動車業界における半導体不足が過去30年で最悪の状況になっていると指摘。影響を受けている業界企業は足元で83%に上り、4月の65%から拡大したとしている。


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