日鉄エンジニアリングと大阪ガスは18日、東レのタイ法人が操業する工場でコージェネレーション（熱電併給）設備の高効率化事業を行うと発表した。日本の「2国間クレジット制度（JCM）資金支援事業のうち設備補助事業」に採択された。
　両社の合弁会社NS-OGエナジー・ソリューション（タイランド）（NEST）が、東レ・テキスタイルズ（タイランド）の工場内で事業を行う。NS-OGが工場内で運営するコージェネ設備に排ガス熱交換器を追加で設置し、高効率化を実現する。既設のコージェネ設備は総合エネルギー効率91％で運用し、すでに最高レベルを実現しているが、今回の追加設置で総合エネルギー効率は92％となり、さらに年間359トンの二酸化炭素（CO2）削減が可能になるという。
　NESTはタイの顧客工場4カ所でコージェネ設備を運営している。


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