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  ニュース     2023/02/19 21:53

シンガポール:1月の輸出25%減133億Sドル、3年半ぶり低水準 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール企業庁が17日発表した2023年1月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比25.0%減の132億6838万シンガポールドル(約1兆3300億円)だった。前年同月を下回るのは4カ月連続で、金額は19年6月以来、3年7カ月ぶりの低水準。足元で電子製品(26.8%減)の落ち込みが続いているほか、旧正月の日程のズレで稼働日が少なかったことが影響したとみられる。
 電子製品は6カ月連続のマイナス。同分野の5割近くを占める集積回路(IC、31.5%減)の減少幅が拡大したほか、プリント基板アセンブリー(PCBA)と消費者電子製品は1年以上にわたって前年割れが続いている。非電子製品(24.5%減)は4カ月連続で前年同月を下回り、非貨幣用金(57.4%減)や船舶構造物(96.3%減)の落ち込みが響いた。
 主要国・地域への輸出額では、中国向け(41.1%減)が7カ月連続の前年割れで、米国に抜かれて国別2位に転落。22年9月以降は減少幅が3割を超えており、1月は特殊機械や石油化学品の落ち込みが大きかった。国別首位となった米国向け(31.5%減)は2カ月連続の減少。一方、日本向け(1.4%増)は6カ月連続のプラスとなり、電子製品(8.5%減)が前年を割り込んだものの非電子製品(3.8%増)が拡大した。


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