【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2022年3月の小売業売上高指数（名目、17年＝100）は98.8となり、前年同月比で8.7％上昇した。前年同月を上回るのは2カ月ぶり。コンピューター・通信機器（27.3％上昇）や衣類・履物（25.8％）が大きく伸びた。
　14業種のうち9業種がプラスだった。通信機器ではスマートフォン新製品の発売があり、21年10月以来の高い伸びを記録。衣類・履物は2カ月ぶりのプラスとなった。ほか、原油高が続く中で給油所（23.9％上昇）の伸びが加速している。一方、自動車（14.1％低下）は9カ月連続の前年割れとなった。
　3月の小売売上高（推計）は前年同月比8.7％増の38億5500万シンガポールドル（約3630億円）。うちネット通販が占める割合は14.9％となり、前月から1.4ポイント上昇した。食品飲料サービス売上高（推計）は4.8％増の8億600万シンガポールドルだった。


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