ニュース 2022/05/23 20:59
シンガポール:4月の物価上昇率5.4%、コア指数が加速
経済・統計 インフレ率 シンガポール
シンガポール統計局が23日発表した2022年4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で5.4%だった。前月から横ばいだったものの、燃料価格の高止まりなどで高水準の伸びが続いている。一方、民間道路輸送(18.3%)と住居(3.9%)を除くコア指数の上昇率は3.3%に拡大。食品(4.1%)などの値上がりで12年1月以来の大きさとなった。
民間道路輸送は前月(21.5%)に比べるとやや減速。自動車(23.0%)とバイク(12.0%)、燃料(25.7%)が高水準ながらいずれも前月の伸びを下回った。一方、食品は卵や調理油、冷凍魚が急伸。ほか、燃料高の影響で電気・ガス(19.7%)の伸びが加速し、コア指数を押し上げる要因となった。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は、22年のCPI上昇率を4.5〜5.5%、コア指数を2.5〜3.5%と予測し、前月から据え置いた。ウクライナ情勢の悪化に伴うコモディティー価格上昇や物流停滞に加え、国内での労賃上昇もあって、当面は高水準で推移するとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
民間道路輸送は前月(21.5%)に比べるとやや減速。自動車(23.0%)とバイク(12.0%)、燃料(25.7%)が高水準ながらいずれも前月の伸びを下回った。一方、食品は卵や調理油、冷凍魚が急伸。ほか、燃料高の影響で電気・ガス(19.7%)の伸びが加速し、コア指数を押し上げる要因となった。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は、22年のCPI上昇率を4.5〜5.5%、コア指数を2.5〜3.5%と予測し、前月から据え置いた。ウクライナ情勢の悪化に伴うコモディティー価格上昇や物流停滞に加え、国内での労賃上昇もあって、当面は高水準で推移するとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。