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  ニュース     2020/08/04 21:58

アセアン:東南アの自動車生産、6月は15万台に半減 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の自動車業界団体が加盟するアセアン自動車連盟(AAF)によると、2020年6月の域内6カ国の自動車生産台数は前年同期比49.9%減の15万1102台だった。新型コロナウイルス流行の影響で大きく落ち込んでいるものの、一時停止されていた工場の再稼働が進んだことで4〜5月の8割減からは下げ幅が縮小。特に現免税効果で国内需要が回復しているマレーシアでは、21.5%増と伸びが大きかった。

 マレーシアでは6月15日から乗用車の販売サービス税(SST)が減免され、同月の国内新車販売がプラスを回復。生産は6カ国で唯一の増加となった。一方、主要生産国のタイ(58.5%減)とインドネシア(74.5%減)は前月から下げ幅が縮小したものの、依然として大幅減が続いている。フィリピンは49.2%減の4138台だった。

 域内8カ国の新車販売台数は38.0%減の15万9803台。厳しい落ち込みが続くインドネシア(78.8%)の販売台数は1万2623台にとどまり、ベトナム(12.8%減の2万4002台)、フィリピン(51.2%減の1万5578台)を下回っている。

 上半期の生産台数は40.8%減の123万3254台、販売台数は41.4%減の99万3643台だった。生産はタイ、インドネシア、マレーシア、ベトナムの4カ国で40%前後の落ち込み。販売は最大市場のタイが37.3%減、2番目のインドネシアが45.9%減などだった。


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