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  ニュース     2019/11/14 20:59

ベトナム:シーメンスが改良工事受注、HCM市の火力発電所で 無料記事

 独シーメンスは、ホーチミン市にあるヒエップフオック第1火力発電所の改良工事を受注した。同発電所を運営するヒエップフオック・パワーとこのほど、機材供給や据え付け工事を行うことで契約を結んだ。ベトナム・エコノミック・タイムズが13日付で伝えた。
 同発電所は現在、石油を燃料とした蒸気タービンで発電している。改良により燃料を液化天然ガス(LNG)に切り替え、ガスタービンと蒸気タービンを併用したコンバインドサイクル発電とする。これにより出力を現在の780メガワット(MW)から1200MWに引き上げ、さらに二酸化炭素(CO2)の排出量を半減できるとしている。
 シーメンスはガスタービンと発電機、またガスタービンから蒸気タービンに蒸気を送り込む排熱回収ボイラーをそれぞれ3基供給するほか、制御システムなどを提供する。2022年下半期の完成を予定している。
 シーメンスはコンバインドサイクル発電のサプライヤーとしてベトナムでトップ。この分野ではこれまで、南部バリアブンタウ省のフーミー2.1発電所とフーミー3発電所の拡張や、南部カマウ省のカマウ第1、第2発電所、南部ドンナイ省のニョンチャック第2発電所の新規建設で受注している。


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