インドネシア自動車製造業者協会（ガイキンド）によると、2020年6月の国内新車販売台数は前年同月比78.8％減の1万2623台だった。新型コロナウイルスの流行と、拡大防止に向けた活動制限などが影響。ただ、制限が段階的に緩和されたことで前月の3551台からは増え、3カ月ぶりに1万台を上回った。
　内訳は乗用車が83.1％減の7452台、商用車が67.4％減の5171台。メーカー別では首位トヨタが80.0％減の3705台に落ち込むなど、多くのメーカーで60％を超えるマイナスだった。通常は2位のダイハツは94.5％減の331台と特に下落幅が大きく、8位に後退した。
　6月の生産台数は74.6％減の1万7616台。乗用車が72.2％減の1万6007台、商用車が86.5％減の1609台だった。活動制限や需要減退を受けて各メーカーの工場が操業を一時停止した。
　1〜6月の累計では、販売台数が前年同期比46.0％減の26万933台、生産台数が37.8％減の36万9545台だった。


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