ニュース 2019/04/26 20:59
インドネシア:国営石油プルタミナ、米国から原油を初輸入
政策・政治 石油 貿易 インドネシア
国営石油プルタミナは、米国から原油を初輸入する。戦略計画・事業開発部のハスト・ウィボド副部長が明らかにしたもので、軽質原油60万トンが6月7日に到着する見通し。通常は豪州から輸入しているが、ウィボド副部長は、価格が決め手になった説明している。ジャカルタポストが4月25日付で伝えた。
今回の原油輸入は、対米貿易の収支を調整するための輸入ともみられる。トランプ米大統領は昨年4月、インドネシアとの貿易赤字を理由に一般特恵関税制度(GSP)を見直すと苦言を呈した。この件についてエンガルティヤスト・ルキタ商業相は今年3月、定期的な収支調整を行えばGSPは維持されると話しており、原油輸入は調整の一環ともみられる。なおGSPは先進国が途上国からの産物輸入について関税を優遇し、これにより途上国の所得増加や経済成長を図るもの。
インドネシアの対米貿易黒字は2013〜17年に年平均8.37%増加。17年は前年比9.89%増の96億7000万米ドルだった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
今回の原油輸入は、対米貿易の収支を調整するための輸入ともみられる。トランプ米大統領は昨年4月、インドネシアとの貿易赤字を理由に一般特恵関税制度(GSP)を見直すと苦言を呈した。この件についてエンガルティヤスト・ルキタ商業相は今年3月、定期的な収支調整を行えばGSPは維持されると話しており、原油輸入は調整の一環ともみられる。なおGSPは先進国が途上国からの産物輸入について関税を優遇し、これにより途上国の所得増加や経済成長を図るもの。
インドネシアの対米貿易黒字は2013〜17年に年平均8.37%増加。17年は前年比9.89%増の96億7000万米ドルだった。
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