ニュース 2020/12/21 20:59
マレーシア:味の素が初のESGファイナンス、三菱UFJ銀と契約 
日系企業 銀行 農業・食品 マレーシア
1億リンギ(約25億円)の取引契約を同日に締結した。本社移転と新工場建設の資金に充てる。ESGファイナンスの中でも「サステナビリティー・リンク・ファイナンス(SLF)」と呼ばれるスキームで、毎年度の環境目標の達成状況に応じた優遇条件が適用される。イスラム教の戒律に沿ったハラル製品を新工場で開発・生産することから、イスラム金融方式のファイナンスとなっている。
味の素の新工場は、ヌグリスンビラン州セレンバンのハラル製品向け工業団地「テックパーク@エンステック」で2022年の稼働開始を予定。天然ガスの熱源利用による二酸化炭素(CO2)排出量削減や、太陽光など再生可能エネルギーの導入が検討されている。
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