ニュース 2025/06/05 20:59
タイ:民間合同委がGDP予測引き下げ、トランプ関税受け 
経済・統計 GDP タイ
タイ工業連盟(FTI)とタイ商工会議所連盟(BOT)、タイ銀行協会(TBA)の3団体で構成する民間合同委員会(JSCCIB)は4日、2025年の国内総生産(GDP)成長率の予測を前年比1.5~2.0%と発表し、前月の予測(2.0~2.2%)から引き下げた。米国の関税政策の影響で世界経済が減速し、輸出が伸び悩むとみている。
輸出額の伸び率はマイナス0.5~プラス0.3%と予測し、前月の予測(プラス0.3~0.9%)から引き下げた。インフレ率の予測は0.5~1.0%に据え置いた。
GDP成長率は上半期に前年同期比3.0%となった後、下半期は1.0%にとどまると予測した。第1四半期は3.1%だったものの、下半期にかけて物品輸出や民間投資が減速することで、成長が鈍化するとみている。ただし、下半期の成長率は米国との通商交渉の行方に左右されると指摘した。
政府に対しては、中国人観光客の来訪数が減少する中、欧州など遠方からの長期旅行者の誘致策や、効率的な景気刺激策を実施すべきと提言している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
輸出額の伸び率はマイナス0.5~プラス0.3%と予測し、前月の予測(プラス0.3~0.9%)から引き下げた。インフレ率の予測は0.5~1.0%に据え置いた。
GDP成長率は上半期に前年同期比3.0%となった後、下半期は1.0%にとどまると予測した。第1四半期は3.1%だったものの、下半期にかけて物品輸出や民間投資が減速することで、成長が鈍化するとみている。ただし、下半期の成長率は米国との通商交渉の行方に左右されると指摘した。
政府に対しては、中国人観光客の来訪数が減少する中、欧州など遠方からの長期旅行者の誘致策や、効率的な景気刺激策を実施すべきと提言している。
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