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  ニュース     2019/09/18 23:59

タイ:8月の新車販売7%減、1トンピックが落ち込む 無料記事

 タイ国トヨタ自動車(TMT)によると、2019年8月の国内新車販売台数は前年同月比6.9%減の8万838台だった。6月に2年半ぶりの前年割れを記録して以降、3カ月連続の減少となる。自動車ローンの与信厳格化などが響いており、1トンピックアップトラックは17年6月以来の落ち込みとなった。

 乗用車は3.3%減の3万3036台と、2カ月ぶりの減少。1トンピックアップトラックは7.5%減の3万8202台となり、2年2カ月ぶりのマイナスに転じた。与信厳格化に加え、農業部門の不振による農家の購買力低下が影響したとみられる。ほか、スポーツ多目的車(SUV)は22.6%減の5671台と大幅なマイナスが続いている。

 全体のメーカー別販売は、首位トヨタが微増の2万7096台となり、シェアは33.5%。1トンピックが中心の2位いすゞは6.4%減の1万2288台と落ち込み、3位ホンダは2.7%増の1万1609台だった。ほか、8月末に東部ラヨン県の工場で人員削減を行った米シボレーは、855台に半減。米フォードも4割近く落ち込んでいる。

 1〜8月の全体の販売台数は前年同期比4.2%増の68万5652台。乗用車は6.0%増、1トンピックは5.7%増だった。

 与信の厳格化では、現地報道によると通常10%程度の自動車ローンの拒否率が、ここ2〜3カ月は20〜30%に上昇している。拒否される車両の大半は小型車という。


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