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  ニュース     2025/11/12 20:57

ベトナム:ビンファストのインドEV販売、10月は131台 無料記事

 国産電気自動車(EV)メーカーのビンファストは、インドでのEV販売台数が2025年10月に131台となり、EV市場で8位に入った。8月に市場参入してから3カ月足らずで欧州勢のメルセデス・ベンツやステランティスを上回り、存在感を高めている。各紙が伝えた。

 インド道路交通・高速道路省の車両登録統合システム(VAHAN)によると、10月のインドのEV乗用車市場は前年同月比56%増の1万7873台と過去2番目の高水準を記録。首位は地場タタ・モーターズの7157台で、これに中国・上海汽車の現地合弁会社JSW-MGモーターが4525台、地場マヒンドラ&マヒンドラが3877台で続いた。ビンファストはシェア0.7%の8位につけ、米テスラ(40台、シェア0.2%)を上回った。VAHANはビンファストの販売台数を9月から集計しており、同月の販売台数は6台だった。

 ビンファストは南部タミルナドゥ州トゥーティコリンでスポーツ多目的車(SUV)「VF6」「VF7」を組立生産している。工場の初期投資額は5億米ドル。年産能力15万台を目指して生産体制を整える。販売網は27都市で35店舗の設置を計画し、このうち20カ所超が既に営業を開始した。

 インドでは10月に物品・サービス税(GST)が改正され、ガソリン車の税率が28%から18%に引き下げられた一方、EVは従来の5%を維持。市場競争が激化する中、ビンファストは中価格帯モデルを軸にシェア拡大を狙う。

■インドネシア販売は209台

 ビンファストのインドネシアでのEV販売台数は、25年10月に209台だった。25年1月からインドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)の集計に加えられており、1~10月の販売台数は3050台。小型EV「VF3」が1515台で半数近くを占め、CセグメントSUV「VFe34」が1439台で続く。


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