インドネシア中央銀行が9日発表した2025年11月の消費者信頼感指数は124.0となり、前月から2.8ポイント上昇した。指数の上昇は2カ月連続。楽観と悲観の分岐点である100を50カ月連続で上回った。過去最高だった22年5月（128.9）まで4.9ポイントの水準に上昇している。

　現在の経済状況に関する指数は111.5で前月から2.4ポイント上昇。2カ月連続で前月を上回り、43カ月連続で100を超えている。項目別では、◆現在の収入に関する指数＝4.4ポイント上昇の121.5◆過去半年と比べた現在の雇用情勢に関する指数＝1.0ポイント上昇の103.7◆現在の耐久財の購入意欲に関する指数＝1.9ポイント上昇の109.4――だった。

　経済の先行きに関する指数は136.6で前月から3.2ポイント上昇。2カ月連続で前月を上回った。項目別では、◆向こう半年の収入に関する指数＝2.2ポイント上昇の140.6◆向こう半年の雇用情勢に関する指数＝3.3ポイント上昇の135.3◆向こう半年の事業活動に関する指数＝4.2ポイント上昇の133.8──だった。

　中銀は00年6月に消費者信頼感指数の集計を開始した。19年5月にそれまでの過去最高である128.2を記録した後、20年4月～21年3月は新型コロナウイルス流行の影響で100を下回って推移。21年10月以降は新型コロナ規制の緩和に伴い楽観圏に入り、22年5月に過去最高を更新した。


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