タイ商工会議所大学の6日発表によると、2019年11月の消費者信頼感指数（100以上が好感）は69.1となり、前月の70.7を下回った。9カ月連続で低下し、指数は過去5年7カ月で最低。消費者景気信頼感指数は56.4と、前月の57.9から悪化した。

　同大学は指数下落の要因として、◆国家経済社会開発委員会（NESDC）が発表した19年第3四半期の実質国内総生産（GDP）成長率が前年同期比で2.4％にとどまったこと◆同委員会が19年通期の成長率予測を前年比2.7％〜3.2％から2.6％に下方修正したこと◆10月の輸出額が前年同月比4.5％減、1〜10月が前年同期比2.4％減と落ち込んだこと◆農産物価格が低迷していること――などを挙げた。一方、プラス要因として、政府の景気刺激策の実施や政策金利の引き下げなどを挙げた。

　今回の調査対象は全国の消費者2242人。指数は「良い、良くなった」と回答した人の割合から「悪い、悪くなった」と回答した人の割合を差し引き、100を足した値。


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