ニュース 2025/12/26 20:10 NEW!!
タイ:11月の新車販売21%増、純ピックアップがプラスに 
経済・統計 自動車 タイ

乗用車の販売は全体で6.5%増の1万9174台。前月から伸びが縮小したものの、首位トヨタなど主要メーカーの多くでプラスだった。タイ工業連盟(FTI)の集計によると、一部のスポーツ多目的車(SUV)も含む広義の乗用車の販売台数は11月に3万3300台となり、うちハイブリッド車(HV)が1万1628台(53.0%増)、電気自動車(EV)が1万569台(91.5%増)と、共にエンジン車の1万446台(13.0%減)を上回った。
一方、1トンピックは全体で5.5%増加。うち荷台の付いた純ピックアップは0.9%増となり、同部門で首位のトヨタ、2位のいすゞとも販売を伸ばした。荷台部分が座席の乗用ピックアップトラック(PPV)は23.4%増と、中国・長城汽車の新規参入もあって大幅増が続いている。
全体のメーカー別販売では、中国系が14社合計で1万1971台となり、前年(12社)の2.0倍に拡大。各社が在庫削減に向けて値引き攻勢をかけており、合計シェアは過去最高の23.5%に達した。うち奇瑞は8月発売のEV「ジェイクー5EV」の販売好調を受け、中国車でトップ、全メーカー中では4位に入った。
一方、日系9社ではトヨタやホンダなど5社がプラスで、合計の販売は10.6%増加。ただ合計シェアは69.5%と、前月から低下した。
1~11月の全体の販売台数は前年同期比5.3%増の54万6045台だった。車種別では乗用車が4.5%増、1トンピックが7.7%減など。市場シェアは日系が69.8%、中国系が21.3%などだった。
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