ニュース 2025/07/30 19:59 NEW!!
ベトナム:鉄鋼ホアファット、鉄道レール工場建設で基本承認取得 
鉄鋼 鉄道 建設 ベトナム
鉄鋼最大手のホアファット・グループ(HPG)は29日、鉄道用鋼材と特殊鋼の工場を中部クアンガイ省に新設する計画について、ズンクアット経済区・工業団地管理局から原則承認を得た。総投資額は10兆ドン(約581億円)で、2028年第3四半期の稼働開始を見込む。ザ・インベスターが同日付で伝えた。
ズンクアット経済区にあるイースタン工業団地内の敷地14万8000平方メートルに建設する。年産能力は70万トンで、主に高速鉄道や都市鉄道など向けのレールや特殊鋼を製造。来年6月までに用地整備や法的手続きを終え、その後に着工する。
投資額のうち3兆8000億ドンは内部資金で賄い、残り6兆2000億ドンは借り入れなどで調達する。事業主体となる子会社のホアファット・ズンクアット・レール・アンド・スペシャルスチールは、生産ラインの設置に向けて今年5月末に製鉄設備大手の独SMSグループと契約を締結している。
この案件は政府の産業振興政策に沿って鉄道インフラ用鋼材の国産化を進めるもの。今後予定される南北高速鉄道など各地の大型交通インフラ開発でレール用鋼材の需要急増が見込まれる中、輸入依存の低減や物流コストの削減、国内調達率の向上に貢献すると期待される。
ホアファットは、グループ全体で進める鉄鋼エコシステム(生態系)の一環として、この事業が原材料調達の安定化やグリーンスチール戦略の推進にも貢献すると説明。完成後は年間約11兆4400億ドンの売上高と、1497億ドンの納税効果を見込む。直接雇用は約400人で、地域経済や工業生産への波及効果が期待される。
ホアファットは世界でも上位50社に入る鉄鋼メーカー。輸出先は40カ国・地域以上に及ぶ。ズンクアット経済区内の既存事業では約1万7000人を直接雇用し、うち地元住民が占める割合は80%以上。協力会社も含めると数万人規模の雇用を生み出している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ズンクアット経済区にあるイースタン工業団地内の敷地14万8000平方メートルに建設する。年産能力は70万トンで、主に高速鉄道や都市鉄道など向けのレールや特殊鋼を製造。来年6月までに用地整備や法的手続きを終え、その後に着工する。
投資額のうち3兆8000億ドンは内部資金で賄い、残り6兆2000億ドンは借り入れなどで調達する。事業主体となる子会社のホアファット・ズンクアット・レール・アンド・スペシャルスチールは、生産ラインの設置に向けて今年5月末に製鉄設備大手の独SMSグループと契約を締結している。
この案件は政府の産業振興政策に沿って鉄道インフラ用鋼材の国産化を進めるもの。今後予定される南北高速鉄道など各地の大型交通インフラ開発でレール用鋼材の需要急増が見込まれる中、輸入依存の低減や物流コストの削減、国内調達率の向上に貢献すると期待される。
ホアファットは、グループ全体で進める鉄鋼エコシステム(生態系)の一環として、この事業が原材料調達の安定化やグリーンスチール戦略の推進にも貢献すると説明。完成後は年間約11兆4400億ドンの売上高と、1497億ドンの納税効果を見込む。直接雇用は約400人で、地域経済や工業生産への波及効果が期待される。
ホアファットは世界でも上位50社に入る鉄鋼メーカー。輸出先は40カ国・地域以上に及ぶ。ズンクアット経済区内の既存事業では約1万7000人を直接雇用し、うち地元住民が占める割合は80%以上。協力会社も含めると数万人規模の雇用を生み出している。
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