【亜州ビジネス編集部】半導体工場向けのガス供給や製造装置の保守管理を手掛けるジャパンマテリアルは21日、半導体製造装置部品の販売などを手掛けるGBS（シンガポール）を買収すると発表した。1715万米ドルを投じて株式の70％を取得し、子会社化する。現地子会社の事業と連携させて、市場の成長が見込めるアジア地域で事業拡大を図る。
　経営陣2人から来月中に株式を取得する予定。残り30％は経営陣が引き続き保有し、共同経営となる。ジャパンマテリアルは買収後、現地子会社のアルドン・テクノロジーズとGBSのノウハウや事業基盤を融合させることにより、アジア地域でより効果的な事業展開を図るとしている。
　GBSは2003年設立で資本金38万シンガポールドル（4000万円）。半導体製造装置部品や車載用ビジョンシステムを販売し、先進運転支援システム（ADAS）分野などにも事業展開している。22年の業績は売上高が1774万米ドル、純利益が182万米ドルだった。


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