ニュース 2023/12/20 19:59
マレーシア:ENEOS・住商の水素製造、30年までに開始へ
日系企業 エネルギー・水 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】ENEOSと住友商事は18日、サラワク州で計画するクリーン水素の製造事業について、2030年までの開始を目指すと発表した。水力発電による再生可能エネルギー由来の電力を使用し、年間で約9万トンを生産。水素の大半を輸送効率が高いMCH(メチルシクロヘキサン)に変換して日本に輸出する。
サラワク州経済開発公社(SEDC)を含む3社で、サプライチェーン(供給網)構築に関する共同開発契約を締結した。今後は同州ビントゥルでの製造拠点設置に向けて基本設計を開始する。3社は20年10月に覚書を交わし、事業化調査を行ってきた。生産する水素のうち年間約2000トンは州内に供給する。
州内では計3500メガワット(MW)の水力発電所が稼働中で、再エネ電力の確保に期待できるという。また、事業予定地のビントゥルには石油化学工業が集積しており、MCHの輸出に当たってタンクや出荷設備、港湾などのインフラを活用できる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
サラワク州経済開発公社(SEDC)を含む3社で、サプライチェーン(供給網)構築に関する共同開発契約を締結した。今後は同州ビントゥルでの製造拠点設置に向けて基本設計を開始する。3社は20年10月に覚書を交わし、事業化調査を行ってきた。生産する水素のうち年間約2000トンは州内に供給する。
州内では計3500メガワット(MW)の水力発電所が稼働中で、再エネ電力の確保に期待できるという。また、事業予定地のビントゥルには石油化学工業が集積しており、MCHの輸出に当たってタンクや出荷設備、港湾などのインフラを活用できる。
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