韓国電子部品メーカーのDKテックは、北部ビンフック省にフレキシブルプリント基板（FPC）の第4工場を建設する。同社としてはベトナムで最大規模の工場となる。投資額は1兆4370億ドン（約85億円）。来年3月に着工し、2026年4月の操業開始を予定する。

　現地法人のDKTビナが、第1～第3工場と同じカイクアン工業団地内に新工場を建設する。同社が天然資源・環境省に提出した環境影響評価に関する報告書によると、第4工場の敷地面積は1万3857平方メートル。第1～3工場の面積はいずれも7000平方メートル強で、2倍の規模となる。第1～4工場を合わせた年産能力は、FPCが1億6800万個、車載ワイヤレス充電器が226万9000個。

　DKTビナは11年設立。国営ベトナムテレビジョン（VTV）によると、ベトナム工場の製品は主に韓国、米国、インド向けに輸出している。23年の売上高は前年比30％増の2億1000米ドルと好調だったことから、ベトナムへの投資効果が高いと見て新工場の建設を決めた。


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