国産電気自動車（EV）メーカー、ビンファストは、タクシー会社のレッツゴー・タクシーに小型EV「VF3」を600台販売することで契約を交わした。まずは年内に200台を納入する。カフェFが5日付で伝えた。

　VF3は外見がジープ風で2ドア、4人乗り。全長は3.19メートル、全幅は1.68メートルと、ビンファストのEVで最も小さい。車体価格は電池なしで2億4000万ドン（約142万円）、電池有りで3億2200万ドンで、これに基づくとレッツゴー・タクシーとの売買契約は1444億～1932億ドン規模となる。

　同モデルは5月に予約受け付けを開始し、66時間で約2万8000台を受注した。今月1日に納車を開始しており、年内に少なくとも2万台を納車するとしている。

　なおビンファストは先に、EVを利用した送迎サービスを手掛けるTOGOグループと戦略的提携を結び、EV計1000台の売買契約を締結した。複数モデルを販売する内容で、まずは9～10月にVF3の引き渡しを開始する予定となっている。

　レッツゴー・タクシーは今年3月設立で、中南部フーイエン省に本社を置く。同省など中部～中南部を中心に事業展開している。


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