ニュース 2024/11/18 20:56
インドネシア:ニッケル鉱石輸入が50倍に拡大、国内供給不足で
経済・統計 鉱業・金属 インドネシア
インドネシア中央統計局によると、2024年1~10月のニッケル鉱石輸入量は930万トンで、前年同期の50倍以上に増加した。国内製錬所で鉱石需要が増える一方、大雨による開発停滞や採掘枠発行の遅延で国内供給が細り、その分輸入が増えている。鉱業専門サイトのマイニング・ドットコムなどが伝えた。
輸入額は4億600万米ドルで、前年の710万米ドルから57倍に拡大。輸入元はフィリピンと中国が多かった。
輸入が拡大しているものの、鉱石不足の解消には至っていない。情報筋によると、中国ステンレス大手の青山控股集は9月時点で、インドネシアでのフェロニッケル生産量を減らしている。
国内では5月の大雨で鉱山開発が制限された。また24年から採掘権の取得手続きが大きく変わり、これに戸惑う業者が取得に時間を要していることもあって、国内のニッケル鉱石供給が減少した。
インドネシアは豪州と並ぶ世界有数のニッケル埋蔵大国。政府が20年に未加工輸出を禁止し、中国企業などによる製錬所投資が増える中、ニッケル鉱石の国内需要が拡大している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
輸入額は4億600万米ドルで、前年の710万米ドルから57倍に拡大。輸入元はフィリピンと中国が多かった。
輸入が拡大しているものの、鉱石不足の解消には至っていない。情報筋によると、中国ステンレス大手の青山控股集は9月時点で、インドネシアでのフェロニッケル生産量を減らしている。
国内では5月の大雨で鉱山開発が制限された。また24年から採掘権の取得手続きが大きく変わり、これに戸惑う業者が取得に時間を要していることもあって、国内のニッケル鉱石供給が減少した。
インドネシアは豪州と並ぶ世界有数のニッケル埋蔵大国。政府が20年に未加工輸出を禁止し、中国企業などによる製錬所投資が増える中、ニッケル鉱石の国内需要が拡大している。
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