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  ニュース     2024/06/17 19:59

タイ:中国・通用のタイヤ工場増強計画、規模を拡大 無料記事

 中国タイヤメーカーの江蘇通用科技(ゼネラル・サイエンス・テクノロジー)は15日、東部ラヨン県で計画する工場増強の規模を拡大すると発表した。昨年8月の発表では年産能力を650万本追加するとしていたが、1000万本に変更。総年産能力を1730万本に引き上げ、海外需要の拡大に対応する。

 完全子会社のゼネラルラバー(タイランド)がタイ中国ラヨン工業団地(泰中羅勇工業園)の工場に追加投資する。投資額は19億8000万人民元(約430億円)で、当初予定の18億8000万人民元から増強。うち建設には16億1000万人民元を投じる。工期は変更せず、24カ月とする。

 年産能力の追加分の1000万本は、全て乗用車用の「セミスチールラジアルタイヤ」とする。当初は乗用車用を600万本、トラック・バス用の「オールスチールラジアルタイヤ」を50万本とする予定だった。既存工場は2020年に稼働を開始し、現在の年産能力は乗用車用が600万本、トラック・バス用が130万本。フル稼働に達しており、現在も受注が増え続けているという。

 江蘇通用は中国江蘇省無錫市とカンボジア南部でも工場を操業している。カンボジア工場はシアヌークビル経済特区(SSEZ)で昨年3月に開所しており、先月にフル稼働に達した。現在の年産能力は乗用車用が500万本、トラック・バス用が90万本で、昨年末には計1000万本超に引き上げる計画を発表している。


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