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  ニュース     2020/11/16 20:59

マレーシア:3Qの労働需要2%減、2四半期連続でマイナス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が発表した2020年第3四半期の雇用統計によると、民間企業の労働需要は前年同期比2.1%減の847万1200人だった。新型コロナウイルス流行の影響で経済活動が停滞する中、2四半期連続で減少。ただ、経済再開に伴い前四半期比では1.0%増加した。
 調査はフォーマルセクターの民間企業を対象に実施。従業員数に無報酬の家族などは含まれない。雇用創出は前年同期比25.3%減の2万1000人、未充足求人は11.5%減の17万9300人だった。
 産業分野別の労働需要は、サービス業が全体の51.7%を占め最大。これに◆製造業=26.6%◆建設業=15.1%◆農業=5.6%◆鉱業・採掘業=1.0%――と続いた。製造業に含まれる繊維・医療・革製品(前年同期比16.4%減)やサービス業の食品飲料・宿泊(同5.6%減)は大きく落ち込んだ。
 雇用創出は製造業が全体の42.9%を占めて最大。前年同期比で1.5倍の9000人に拡大した。一方、サービス業は39.3%減の8200人に落ち込んだ。未充足求人は製造業が全体の56.0%と大半を占め、これに続くサービス業は15.6%だった。


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