【亜州ビジネス編集部】複合企業UMWホールディングス（UMWH）は24日、傘下のUMWトヨタ・モーターと国産車メーカーのプロドゥアの新車販売台数が2023年4月に合計で前年同月比21％減の2万5641台だったと発表した。販売・サービス税（SST）減免猶予措置の期限である3月末に納車を間に合わせた反動が出た格好。1〜4月は前年同期比11％増の12万9424台で、市場シェアは54.1％で前年通期より改善した。
　トヨタ車の販売は3％減の6767台。1〜4月では9％増の3万1986台で、市場シェアは13.4％だった。小型セダン「ヴィオス」と1トンピックアップトラック「ハイラックス」、スポーツ多目的車（SUV）「カローラクロス」が売れている。
　プロドゥア車の4月の販売は26％減の1万8874台だった。1〜4月は12％増の9万7438台で、市場シェアは前年通期の39.1％から40.7％に上昇した。
　UMWのダト・アフマド・フアード・ケナリ社長兼最高経営責任者（CEO）は、1〜4月に国内新車市場が10％拡大する中で、UMWも好調を博したと説明。23年通期については、控え目ながらも楽観視しているとした。


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