ニュース 2025/01/19 20:57
マレーシア:24年のGDP成長率5.1%、伸び加速=1次速報
経済・統計 GDP マレーシア
マレーシア統計局は17日、2024年の国内総生産(GDP、1次速報)成長率が5.1%だったと発表した。前年の3.6%を上回り、2年ぶりに伸びが加速。国内消費や輸出、投資がいずれも堅調で、政府予想レンジ(4.8~5.3%)の中央近くに収まった。
現時点で利用可能なデータを用いてGDPを推計した。2次速報値は2月14日に発表する。
5産業全てで前年から伸びが加速した。建設業は17.2%と最も伸び、前年の6.1%を大きく上回った。サービス業は5.3%(前年=5.1%)、製造業は4.2%(同0.7%)、農業は3.0%(0.7%)、鉱業は0.8%(0.5%)だった。
第4四半期のGDP成長率は前年同期比で4.8%と、2四半期連続で伸びが減速。建設業が19.6%、製造業が4.3%で前四半期を下回った一方、サービス業は5.3%と伸びが加速した。農業はマイナス0.6%でマイナスに転落。鉱業はマイナス1.4%で、2四半期連続の前年割れとなった。
統計局のモハメド・マヒディン局長は、内需と外需の両面で堅調な経済成長が見られたとコメント。公務員給与の引き上げや観光客の増加による消費拡大、再生可能エネルギー発電所やデータセンター(DC)の建設といった投資が成長を後押ししたと説明した。
なお政府は24年10月半ばに発表した25年度予算案で、25年のGDP成長率を4.5~5.5%と予想。マレーシア経済研究所(MIER)は、財政規律の維持や経済的包括性の強化、技術革新の導入が進むことで、政府の成長目標を達成できるとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
現時点で利用可能なデータを用いてGDPを推計した。2次速報値は2月14日に発表する。
5産業全てで前年から伸びが加速した。建設業は17.2%と最も伸び、前年の6.1%を大きく上回った。サービス業は5.3%(前年=5.1%)、製造業は4.2%(同0.7%)、農業は3.0%(0.7%)、鉱業は0.8%(0.5%)だった。
第4四半期のGDP成長率は前年同期比で4.8%と、2四半期連続で伸びが減速。建設業が19.6%、製造業が4.3%で前四半期を下回った一方、サービス業は5.3%と伸びが加速した。農業はマイナス0.6%でマイナスに転落。鉱業はマイナス1.4%で、2四半期連続の前年割れとなった。
統計局のモハメド・マヒディン局長は、内需と外需の両面で堅調な経済成長が見られたとコメント。公務員給与の引き上げや観光客の増加による消費拡大、再生可能エネルギー発電所やデータセンター(DC)の建設といった投資が成長を後押ししたと説明した。
なお政府は24年10月半ばに発表した25年度予算案で、25年のGDP成長率を4.5~5.5%と予想。マレーシア経済研究所(MIER)は、財政規律の維持や経済的包括性の強化、技術革新の導入が進むことで、政府の成長目標を達成できるとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。